学生時代、恋愛相談をされ、

告白を見守ることが多々ありました、伊東のまっさんです

今思うと女子高生の恋愛作戦会議は、分析して、仮説を立てて、実行して、振り返って、、これに関してはAIより分析していたと思います

さて、今回は女子高生では無く

ヒラメの恋愛事情

この冬の時期、砂地の少し陰になっている場所でヒラメが求愛をしています。

ヒラメの求愛はまるでかぐや姫のよう

メスヒラメの上にオスたちが乗って、オスは背びれをはためかせて、求愛します

「僕はデートの時楽しませれるよ！」

「俺は車持ってるぜ！」のように、

アピールをしていくのです

（↓砂に埋まったメスを3匹のオスが取り囲んでいます）

ちなみにイラストにするとこんな感じ

そして、最終形態は

メスの上にオスが完全に重なり、順番に最終アピールタイム

アピールタイムが終わったオスは一番上に乗り、メスがその気になるのを待ちます

（↓一番下にいるメスにオスたちが順番にアピール中）

イラストにするとこんな感じ

メスはお！いいぞ！というタイミングで勢いよく飛び出します

「私についてこれたらいいわよ！！」という強気なスタイル

そのメスに追いつけたオスがメスに重なり、抱卵放精をします

さて、そんなダイナミックな産卵をするヒラメですが、我々ダイバーとしては、その観察の仕方が重要だと思うのです

このヒラメの求愛、意外と成就が難しく、

他の生物の妨害が入ったり、メスの気分が変わったり

時にはダイバーがヒラメを驚かせて散らしてしまうケースもあります

貴重なシーンなので観察していただきたいのですが、

ヒラメの告白を邪魔してしまうのは心苦しい。

ということで、今回はヒラメを驚かせない近づき方、について調査しました！

今回調べたのは、ヒラメの視野について！

公式な文献を見つけ出すことはできなかったのですが、

釣り界隈からこんな古いデータが

「ヒラメの視野は目を中心として、上向きにすり鉢状に広がっている」

※画像は記事を元に増田が書いたイメージ

また、別の記事にはこんな内容が

「上や前への瞬発力は早い」

「後退したり反転するのが苦手」

「体の後方を通るものに対しては反応が鈍い」

ということで、これらを参考に

次のような仮説を立てました

①ヒラメの上に覆い被さるような観察はヒラメを驚かせてしまうのではないか

②ヒラメのお尻側から、地面スレスレで近づくと最も視界に入りにくいのではないか

そして！この仮説を元に、伊東の海を観察して見ました！

次回、観察編！

我々はヒラメの友人として、どの位置から告白を見守るのが良いのか！

そして、彼らの恋は実るのか・・！

※この観察のために故意にヒラメを飛ばすような動きはしておりません、あくまでお客さまをご案内する中での体験を元に後編を書きますね！

参考資料

tacklehouse.co.jp

１９９６年、週間釣りニュースさんの発行した媒体（業界向け）に掲載されたものです。 ルアーによるヒラメ釣りも定着した昨今、あえて古い記事を載せてみます。 途中、〔２０分云々～〕とか、...

・【サーフ】ヒラメやマゴチの視野・視線・捕食範囲を考えてみよう・分かれば簡単に釣れるようになる！そんな噂話【初心者】https://サーフヒラメ.xyz/flounder-field-of-view/